- 在架(ざいか)とは図書館の棚に本がある状態のこと
- 在架ありなら今すぐ借りられる可能性が高い
- 在架なしは貸出中か棚から外れている状態を示す
図書館の在架とは何かご存知ですか?
私も初めて図書館の検索システムで「在架」という表示を見たとき、正直めちゃくちゃ戸惑いました。
在架あり、在架なし、在架資料……。
専門用語が並んでいて、結局今すぐ借りられるのかどうか、さっぱり分からなかったんですよね。
この記事では、図書館歴30年以上の私が、在架の意味から実際の使い方まで、初心者目線で分かりやすく解説します。
読み終わる頃には、検索結果を見ただけで「今すぐ借りられるかどうか」が一発で判断できるようになりますよ。
図書館の在架とは何?読み方から意味まで分かりやすく解説

図書館の在架について、基本的な知識を順番に見ていきましょう。
- 在架の読み方と基本的な意味
- 在架あり・在架資料・在架なしの違い
- 在架予約の仕組み
- 在架ありなのに見つからない理由
それぞれ詳しく説明していきますね。
図書館の在架とは「今その本が棚にある」という意味
在架というのは、文字通り「棚(架)に在る」ということ。
図書館の検索システム(OPAC)で本を調べたとき、その本が今どんな状態にあるかを示す「貸出ステータス」のひとつなんです。
つまり、在架とは図書館が所蔵している本が、今まさに棚に並んでいる状態を指します。
たとえば、あなたが読みたい小説を検索して「在架」と表示されていれば、図書館に行けばその本が棚に並んでいるはず。
貸出中ではないので、そのまま手に取って借りられる可能性が高いわけです。
初めて見ると難しそうな言葉ですが、要するに「棚にあるよ」というシンプルな意味なんですよね。
在架の読みは「ざいか」
在架の読み方は「在架」です。
「ありか」でも「あるか」でもなく、「ざいか」。
図書館業界では当たり前に使われている専門用語なので、覚えておくと検索結果を見るときにスムーズですよ。
私も最初は読み方すら分からず、カウンターで恥ずかしい思いをしたことがあります。
「ありかって何ですか?」と聞いて、司書さんに「ざいか、ですね」と優しく訂正されました。
「在架あり」=貸出中ではなく棚に戻っている状態
検索結果に「在架あり」と表示されていたら、それは朗報です。
その本は誰にも貸し出されておらず、今まさに図書館の棚に戻っている状態を意味します。
つまり、図書館に行けばすぐに手に取って借りられるということ。
「貸出可」という表現を使う図書館もありますが、意味は同じですね。
ただ、ひとつ注意点があります。
データ更新のタイムラグに注意
検索システムのデータ更新はリアルタイムではない場合があるんです。
たとえば、数分前に誰かが借りたばかりの本が、まだ「在架あり」のまま表示されていることも。
逆に、返却されたばかりの本が「在架なし」のまま残っていることもあります。
確実性を求めるなら、司書さんに直接確認するのが一番ですね。
「在架資料」とは図書館に所蔵され棚に置かれている本
在架資料という言葉も、図書館でよく使われます。
これは「図書館が所蔵していて、現在棚に並んでいる資料全般」を指す言葉。
本だけじゃなく、雑誌やCD、DVDなども含まれるんですよね。
面白いのは、「館内閲覧のみ」の禁帯出資料(貸出不可の資料)であっても、棚にあれば在架資料と呼ばれるということ。
つまり、在架資料=必ずしも借りられる本、というわけではないんです。
在架資料の種類
- 貸出可能な一般書籍
- 館内閲覧のみの参考図書(辞書、事典など)
- 新着図書コーナーに並んでいる本
- 雑誌の最新号(バックナンバーは貸出可の場合も)
在架資料だからといって、すべて持ち帰れるわけじゃないので注意が必要ですね。
「在架なし」=棚にない、つまり誰かが貸出中の可能性大
検索結果に「在架なし」と表示されていたら、ちょっとガッカリしますよね。
これは文字通り「棚にない」状態を指します。
一般的には他の利用者が貸出中であることを意味しますが、実は他にもいくつかパターンがあるんです。
在架なしの主なパターン
| 状態 | 説明 |
|---|---|
| 貸出中 | 誰かが借りている |
| 予約取置中 | 予約者のためにカウンターで保管されている |
| 不明本 | 紛失や未返却でシステム処理されている |
| 修理中 | 破損などで補修作業中 |
どのパターンでも、今すぐには借りられないという点は共通していますね。
でも、諦める必要はありません。
予約を入れておけば、返却され次第、あなたに連絡が来るシステムになっています。
「在架予約」とは在架資料を取り置き依頼する仕組み
在架予約って、ちょっと不思議な言葉ですよね。
棚にあるのに予約するって、どういうこと?と私も最初は思いました。
通常の予約は「貸出中の本が戻ってきたら連絡をもらう」ためのものですが、在架予約は違います。
在架予約とは、棚にある本を司書さんに取り置きしてもらう仕組みのことです。
在架予約の仕組み
Webサイトや電話で予約を入れると、開館中に司書さんが棚から本を回収してくれます。
そして、カウンターや予約棚であなたが取りに来るのを待っていてくれるわけです。
在架予約のメリット
- 図書館に向かっている間に他の人に借りられてしまうリスクを防げる
- 本館から近くの分館へ配送してもらえる(自治体による)
- わざわざ棚を探し回る手間が省ける
ただし、自治体によってルールが異なるので注意が必要です。
在架資料への予約を認めていない図書館もありますし、「近隣の別館からの取り寄せ」のみ可能というケースもあります。
また、在架予約は来館者を優先するため、予約を入れても司書さんが回収する前に来館者が先に手に取った場合は、来館者が優先されることもあるんですよね。
確実性で言えば、やっぱり直接図書館に行くのが一番ではあります。
在架ありなのに見つからない時に想定される4つの理由
これ、マジで困るんですよね。
検索機で「在架あり」と出ているのに、指定の棚に行っても本が見つからない。
私も何度も経験していますが、主に以下の4つの理由が考えられます。
理由1|館内閲覧中または返却台にある
今まさに他の利用者が館内で読んでいるパターン。
あるいは、読み終わって返却台(ブックトラック)に置かれた直後で、まだ棚に戻っていない状態ですね。
返却台は図書館の入口付近やカウンター近くに設置されていることが多いので、そこをチェックしてみると見つかることもあります。
理由2|展示・特集コーナーへの移動
通常の分類棚ではなく、「新着コーナー」や「季節の特集コーナー」などの特設棚に移動している場合。
たとえば、夏休みシーズンなら「夏に読みたい本」コーナーに、クリスマス時期なら「冬の物語」コーナーに移されていたりするわけです。
館内を一周してみると、意外なところで発見できることもありますよ。
理由3|配架ミス
返却時に誤って隣の棚や、全く別の分類の棚に戻されてしまっているケース。
これは司書さんも人間なので、どうしても起こりうるミスなんですよね。
近隣の棚を丹念に探すと見つかることもありますが、時間がかかるので素直に司書さんに相談するのが賢明です。
理由4|不明本(紛失・未返却)
実際には紛失しているのに、システム上のデータ更新が間に合わず「在架」のまま残ってしまっているパターン。
これは利用者側ではどうしようもないので、やはり司書さんに確認してもらうしかありません。
バックヤードや返却台を含めて探してもらえるので、遠慮せずに声をかけましょう。
図書館の在架に関するQ&A

図書館の在架について、よくある質問をまとめました。
Q. 在架状況を調べる方法は?
A. 図書館のWebサイト、館内検索機、電話の3つの方法で調べられます。
在架状況を確認する方法は主に3つあります。
方法1|図書館Webサイトの蔵書検索(OPAC)
スマホやパソコンから24時間いつでも確認できるので、一番手軽ですね。
書名や著者名で検索すると、詳細画面に「状態」や「貸出状況」という項目があります。
そこに「在架」「貸出中」などと表示されるわけです。
複数の図書館(本館・分館)を持つ自治体なら、どの館に在庫があるかも一目で分かります。
方法2|館内の検索機(OPAC端末)
館内に設置された専用端末で調べる方法。
Webサイトと同様の結果が表示されますが、館内端末限定で「その本が置かれている棚の地図(マップ)」を印刷できる機能を持つ図書館も多いんです。
初めて訪れる図書館では、この地図印刷機能がめちゃくちゃ便利ですよ。
方法3|電話による在庫確認
「今から行くので棚にあるか見てほしい」といった確認ができます。
司書さんが実際に棚を確認してくれるため、システム上のデータと現物のズレ(配架ミスなど)を確実に防げるのがメリット。
ただし、混雑時や閉館間際は対応してもらえないこともあるので、時間帯には注意が必要ですね。
Q. 在架がないと分かったらどう行動すると確実に借りられる?
A. 予約を入れるのが最も確実な方法です。
お目当ての本が「在架なし」だった場合、以下の手順で行動するのがベストです。
手順1|予約を入れる(最優先)
Webサイトやカウンターで予約手続きをします。
返却された瞬間にシステムがあなたの分として確保し、メールや電話で通知してくれるんです。
これが最も確実な確保手段ですね。
ただし、既に何人か予約が入っている場合は、自分の順番が回ってくるまで数週間から数ヶ月(人気作の場合)かかることもあります。
手順2|相互貸借を依頼する
市内の他の図書館(分館)に在庫がある場合、最寄りの図書館へ配送してもらうことができます。
これを「相互貸借」と呼びます。
自分で別の館まで足を運ぶ手間が省けるので、かなり便利なサービスですよ。
手順3|近隣自治体の在庫を調べる
自分の住む市にない場合、在勤・在学などで利用権がある隣接自治体の図書館を検索します。
横断検索サービス(例:カーリル)を利用すると、全国や近隣の図書館の在庫を一括で比較できるので便利ですね。
Q. そもそも図書館に無い本はなんて表現されたり表示される?
A. 「該当する資料は見つかりませんでした」「検索結果0件」と表示され、専門用語では「未所蔵」と呼ばれます。
図書館がその本を1冊も所有していない場合の表示や対処法を見ていきましょう。
検索結果での表示
「該当する資料は見つかりませんでした」「検索結果0件」といった表示が出ます。
データベースに登録自体がない状態なんですよね。
専門用語での表現
図書館業界では「未所蔵」と呼びます。
その本を買い入れていない(所蔵していない)ことを指す言葉です。
未所蔵の場合の対処法
図書館に無い本でも、以下の方法で手に入れられる可能性があります。
| 方法 | 説明 |
|---|---|
| リクエスト(購入希望) | 「この本を買ってほしい」と申請する制度 ・選書基準に合えば図書館が購入してくれる ・新刊本や漫画は対象外の場合も |
| 他館からの借受 | 県立図書館や大学図書館、他自治体から一時的に借りてきてもらう ・利用者は無料 ・送料は自治体負担が一般的 |
リクエストから実際に棚に並ぶまでには、数週間から1ヶ月以上の選書・発注プロセスが必要なので、急ぎの場合は他の方法を検討した方がいいかもしれません。
高額すぎる専門書などはリクエスト対象外となる場合もあるので、事前に図書館のルールを確認しておくといいですね。
図書館の在架とは?のまとめ
図書館の在架について、ここまで詳しく見てきました。
最後に重要なポイントをおさらいしておきましょう。
- 在架(ざいか)は棚に本がある状態を指す図書館用語
- 在架ありなら今すぐ借りられる可能性が高い
- 在架なしは貸出中か棚から外れている状態
- 在架予約は棚にある本を取り置きしてもらう仕組み
- 在架ありでも見つからない時は司書さんに相談するのが確実
- 在架なしでも予約や相互貸借で確実に借りられる
図書館の在架という言葉、最初は難しく感じるかもしれません。
でも、仕組みを理解すれば検索結果を見ただけで、今すぐ借りられるかどうかが瞬時に判断できるようになります。
確実に早く借りたい場合は、Webで在庫を確認した後、すぐに在架予約(取り置き)を入れるのが現代の図書館利用における最も賢い方法ですね。
無駄足を防いで、効率よく読書ライフを楽しみましょう。
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