- 図書館で本を借りるのは完全無料(法律で決まっている)
- 利用カード作成も貸出も延滞金もすべて0円
- 辞書や最新雑誌など一部の資料は館内閲覧のみ
図書館で本を借りるお金って、実際どうなんだろう……と、ちょっとドキドキしていませんか?
私も30年以上図書館に通っていますが、最初の頃は「本当に無料なのかな」「延滞したら罰金とか取られるのかな」なんて不安でした。
結論から言うと、日本の公立図書館は法律で「完全無料」が義務付けられています。
この記事では、なぜ無料なのか、どんな本が借りられるのか、そして意外と知られていない「貸し出しできない本」のルールまで、まるっと解説していきますね。
図書館で本を借りるのにお金はかかる?無料で借りれる本と貸出できない本

図書館で本を借りるお金については、多くの人が「本当に無料なの?」と疑問に思うポイントがいくつかあります。
ここでは以下の流れで、図書館利用の費用について詳しく見ていきましょう。
- 図書館で本を借りるのは基本無料である理由
- 無料で利用できる理由は公共サービスだから
- 無料で借りれる本の種類
- 貸出ができない本の種類
それぞれ具体的に解説していきますね。
図書館で本を借りるのは基本無料
日本国内の公立図書館において、本を借りる際や利用カードを作る際に費用が発生することはありません。
利用料も貸出料も、すべて0円です。
実は私も最初は信じられなくて、カウンターで「本当にお金いらないんですか?」なんて聞いちゃったことがあります。
具体的には以下のような費用がすべて無料になっています。
- 利用料・貸出料:何冊借りても0円
- 延滞金:返却が遅れても罰金は基本的になし(ただし長期間遅れると新たな貸出ができなくなる利用制限はある)
- カード発行手数料:初回発行は完全無料
ただし、例外もあるんです。
弁償が必要になるケース
本を無くしたり、修復不可能なほど汚したりした場合は、原則として「同一本での現物弁償」が求められます。
とはいえ、これは利用料ではなく、あくまで公共の財産を壊してしまった場合の責任。
- 書き込みをしてしまった
- 雨に濡れて本がボロボロになった
- ペットが噛んで破損した
- 紛失してしまった
こういったケースでは、同じ本を購入して返すか、現金での弁償が必要になります。
自治体による違い
日本のほとんどの公立図書館では延滞金は発生しませんが、一部の自治体で検討や導入の例外があるので念のため。
また、遠方の図書館から本を取り寄せる(相互貸借)場合、自治体によっては送料の一部を実費負担とするケースが稀にあります。
無料で利用できる理由は公共サービスだから
なぜこんなに太っ腹なサービスが実現しているのか、不思議じゃないですか?
図書館が無料であることは、個々の自治体のサービス判断ではなく、日本の法律によって定められています。
図書館法第17条が根拠
図書館法第17条には
公立図書館は、入館料その他図書館資料の利用に対するいかなる対価も徴収してはならない
という無料公開の原則が明記されているんです。
つまり、法律で「お金を取っちゃダメ」と決まっているわけですね。
教育的・社会的役割
なぜかというと、すべての国民が経済的状況に関わらず、知識や情報に平等にアクセスできる環境を整えることが、民主主義社会の維持に不可欠であると考えられているから。
運営費は、私たちが納めている税金によって賄われています。
- お金がない学生でも学習できる
- 高齢者でも新しい知識に触れられる
- 子育て中の親子でも絵本を楽しめる
こうした「誰でも学べる場所」を作ることが、図書館の大きな使命なんですよね。
コストを抑える工夫
図書館は営利目的ではないため、無償提供が基本方針になっています。
また、区市町村立図書館では共通カードでどこでも返却可能なシステムを導入し、利便性を高めながらコストを抑えたサービス継続を実現しているんです。
無料で借りれる本の種類
「本」といっても、図書館には多様な資料があり、その多くが無料で貸し出し可能です。
私が30年以上通っていて気づいたのは、図書館って本当に幅広いジャンルを扱っているってこと。
以下のような資料が、基本的にすべて無料で借りられます。
- 一般書:小説、エッセイ、実用書、ビジネス書など
- 児童書・絵本:子供向けの本や紙芝居
- 専門書:歴史、科学、芸術などの学術的な資料
- 雑誌:最新号以外のバックナンバー(最新号は館内閲覧のみの場合が多い)
- 視聴覚資料:CD、DVD、ブルーレイ(自治体により所蔵・貸出の有無は異なる)
- 電子書籍:自治体が導入している電子図書館経由のデジタル資料
貸出の上限と期間
貸出冊数は一般的に10冊から30冊程度、貸出期間は概ね2週間で、延長も可能です。
視聴覚資料の場合は、上限が3点から10点程度、期間は1週間から2週間というケースが多め。
多言語資料も充実
最近では、英語書や多言語資料を扱う図書館も増えています。
一部の区立図書館では、語学学習用の教材や絵本も無料で借りられるので、語学勉強中の方にはめちゃくちゃ嬉しいサービスですよね。
【注意点】
貸出冊数・期間・対象資料は各自治体図書館の運用規約で定められており、変更される可能性があります。
また、電子書籍のライセンスについては、貸出回数や期間に応じて出版社に追加のライセンス料を支払う契約形態もあり、紙の本とは作家への還元のされ方が異なる場合があります。
貸出ができない本の種類
図書館にあるすべての資料が持ち帰れるわけではありません。
館内でのみ利用可能な資料を禁帯出と呼びます。
これ、初めて図書館を利用する人はびっくりするかもしれませんが、ちゃんと理由があるんです。
参考図書(リファレンス資料)
百科事典、辞書、年鑑、地図などは、多くの人が頻繁に事実確認のために参照する資料。
つまるところ、誰か一人が持ち帰ってしまうと、他の人が調べ物をしたいときに困っちゃうわけですね。
- 百科事典
- 各種辞書(国語辞典、英和辞典など)
- 年鑑
- 地図
貴重書・郷土資料
絶版などで再入手が困難な古い資料や、その地域特有の歴史的な古文書などは、盗難防止や保存の観点から館内限定になっています。
なんか、こういう資料を見ていると、図書館って歴史の守り人みたいだなぁ、と思います。
最新号の雑誌と新聞
雑誌の最新号は、多くの利用者が目を通せるよう、次号が出るまでは館内閲覧に制限されるのが一般的。
新聞も原則として館内閲覧のみです。
- 雑誌の最新号(バックナンバーは貸出OK)
- 新聞(当日分・過去分とも館内閲覧のみ)
一部の視聴覚資料
著作権の関係で「館内視聴のみ」と定められている映像ソフトなどもあります。
視覚障害者向けの点字資料や大活字本も、複数利用配慮の観点から館内限定となっているケースがあるんです。
【注意点】
貸出対象の範囲や禁帯出の基準は、各図書館の運用規約により異なります。
また、人気の新刊など「予約が集中している本」は、一時的に貸出制限がかかる場合もあるので、気になる本は早めの予約がおすすめ。
図書館で本を借りるのにお金が必要か不安な人のQ&A

図書館で本を借りるお金について、よくある疑問をQ&A形式でまとめました。
私自身も最初は不安だったので、同じように感じている人の参考になれば嬉しいです。
Q. お金以外で貸出に必要な物って?
A. 利用カード(借出券)と本人確認書類があれば借りられます。
図書館で本を借りる際、現金の代わりに必ず用意しなければならないのが利用カード。
カードを忘れた場合や再発行時には、本人確認書類が必要になります。
必須となるもの
- 利用カード:その図書館が発行したカードが必要
- 本人確認書類:運転免許証、健康保険証、マイナンバーカード、学生証など「氏名・住所・生年月日」が確認できる公的書類
スマホで代用可能な場合も
近年、多くの自治体(たとえば千代田区立図書館など)では、公式アプリやWebサイトのマイページに表示されるバーコードを「デジタル利用者カード」として使用できる仕組みを導入しています。
これ、すごく便利でして、財布を忘れてもスマホさえあれば借りられちゃうんですよね。
カードを忘れたときの対応
カードを忘れた場合は、本人確認書類を提示すれば、その場で対応してもらえることが多いです。
ただし、図書館によってルールが異なるので、不安な方は事前に確認しておくと安心でしょうね。
Q. 利用カードを作る際もお金は不要?
A. 原則として、カードの発行手数料も無料です。
日本の公立図書館では、初めてカードを作る際の手数料は一切かかりません。
図書館法第17条で入館・貸出無料が原則として定められているため、カード発行も当然無料なわけで。
初回発行は完全無料
住所確認書類を持っていけば、即日または後日にカードを受け取れます。
- 申込書に必要事項を記入
- 本人確認書類を提示
- カードを受け取る(即日または後日郵送)
再発行時の例外
カードを紛失して再発行する場合には、実費(100円から300円程度)を徴収する自治体があります。
とはいえ、磁気不良など「利用者側の過失でない故障」による交換は無料となるのが一般的なので、故障かなと思ったら遠慮なく窓口で相談してみてください。
【注意点】
再発行手数料の有無や金額は、各自治体の条例により異なります。
気になる方は、利用予定の図書館のWebサイトや窓口で確認しておくと安心です。
Q. 本以外で無料で借りれる物って?
A. CD、DVD、雑誌、紙芝居など、多様な資料が無料で借りられます。
図書館は「本」のイメージが強いですが、多くの自治体で以下のような資料も無料で貸し出しています。
正直、私も最初はCDやDVDまで借りられるって知らなくて、めちゃくちゃ驚きました。
視聴覚資料
- CD(音楽、語学教材など)
- DVD、ブルーレイ(映画、ドキュメンタリーなど)
- カセットテープ、ビデオテープ(所蔵している館は減少中)
貸出の上限は3点から10点程度、期間は1週間から2週間が一般的。
雑誌のバックナンバー
最新号を除き、雑誌も本と同様に借りられます。
ファッション誌から専門誌まで、幅広いジャンルが揃っているので、気になる雑誌をまとめ読みできるのはありがたいですよね。
その他のユニークな貸出物
- 紙芝居:児童コーナーによく設置されており、読み聞かせ用に借りられる
- 布の絵本・バリアフリー資料:点字本や大活字本、布で作られた触れる絵本など
- 特殊な物品:地域によっては「貸出用タブレット」「天体望遠鏡」「防災用品のサンプル」など、ユニークな物品の貸出を行っているケースも
私が通っている図書館では、地域の歴史を学べるDVDなんかもあって、なんだかんだ地元のことをもっと知りたくなります。
【注意点】
視聴覚資料の所蔵や貸出の有無は、自治体により大きく異なります。
また、著作権の関係で館内視聴のみに制限されている資料もあるので、事前に確認しておくとスムーズです。
Q. 住んでない地域の図書館でも無料で借りられる?
A. 基本的には無料ですが、「利用登録ができる条件」があります。
多くの自治体では、「その市町村に住んでいる人」だけでなく、通勤・通学している人、あるいは隣接する市町村に住んでいる人にも利用カードを発行しています。
広域利用のルール
同一都道府県内や広域連携図書館であれば、在住外でも無料登録・貸出が可能なケースが多いです。
- 東京都内:都内在住・在勤者であれば、どの区市の図書館でもカードを作れる広域利用が進んでいる
- 横浜市・川口市・練馬区など:非居住者でも一定の条件を満たせば利用可能
- 共通カード返却システム:区市町村間で相互貸出を行っており、借りた図書館以外でも返却できる便利な仕組み
貸出を受けられない場合
全く関係のない遠方の自治体の図書館の場合、館内での閲覧は自由(無料)ですが、カードの発行(自宅への貸出)は断られるのが一般的。
まぁ、さすがに北海道在住の人が沖縄の図書館でカードを作るのは難しいってことですね。
【注意点】
貸出対象の拡大や近隣自治体との「相互利用協定」の締結状況は頻繁に更新されるため、以前は作れなかった地域のカードが現在は作れるようになっている場合があります。
気になる図書館があれば、公式Webサイトや窓口で最新情報を確認するのがおすすめ。
Q. 借りて読んでも作家には一銭も入らない?
A. 直接の支払いはありませんが、図書館が本を購入することで作家に印税が入ります。
これ、けっこう気になりますよね。
無料で何度も借りて読んでいたら、作家さんに申し訳ないんじゃないかって。
直接の支払いはなし
利用者が本を1回借りるごとに、図書館や国から作家へ直接「貸出料」が支払われる仕組みは、現在の日本にはありません。
図書館法第17条で入館・貸出無料が原則とされているため、公共貸与権制度が未整備なんです。
購入による貢献
とはいえ、図書館は本を「購入」する際に、書店や取次を通じて代金を支払っています。
また、人気作は複数の館が多くの部数を購入するため、それが作家の印税収入になっているわけで。
- 図書館が新刊を購入する際に、作家に印税が入る
- 人気作品は複数の図書館が何冊も購入するため、印税収入が増える
- 図書館で読んで気に入った本を、後から自分で購入する人も多い
海外の事例と日本の議論
フランスなど海外では、利用登録者数に応じて国が著者・出版社に分配する制度が導入されています。
日本でも、日本児童文学者協会などの団体が、貸出回数に応じて作家に補償金を支払う制度の導入を求めて活動していますが、現時点では「図書館での貸出=作家への直接報酬」というシステムは存在しません。
いってみれば、まだまだ議論の途中段階ってことですね。
【注意点】
公共貸与権制度については、法改正次第で変動する可能性があります。
また、電子書籍のライセンスについては、貸出回数や期間に応じて出版社に追加のライセンス料を支払う契約形態もあり、紙の本とは作家への還元のされ方が異なる場合があるんです。
図書館で本を借りるお金のまとめ
ここまで、図書館で本を借りるお金について詳しく見てきました。
最後に、大事なポイントをおさらいしておきましょう。
- 図書館で本を借りるのは完全無料(法律で決まっている)
- 利用カード作成も貸出も延滞金もすべて0円
- 無料の理由は図書館法第17条による「無料公開の原則」
- 小説から雑誌、CD、DVDまで幅広い資料が借りられる
- 辞書や最新雑誌、貴重書など一部の資料は館内閲覧のみ
- カード作成には本人確認書類が必要(スマホで代用できる場合も)
- 通勤・通学先の図書館も利用できる場合が多い
- 作家への直接の支払いはないが、購入により印税が入る
図書館って、無料だからこそ気軽に使えるし、知識の宝庫。
私も30年以上通っていますが、やっぱり図書館は人生を豊かにしてくれる場所だなぁ、と改めて思います。
あなたもぜひ、お近くの図書館を訪れてみてください。
コメント Comments
コメント一覧
コメントはありません。
トラックバックURL
https://library-navi.com/do-you-need-money-to-borrow-books-at-the-library/trackback/